http://docomo-cycle.jp/yokohama/top
baybikeについての詳細は↑のリンクを見てもらうとして、要はレンタル自転車システムである。
従来のものと違うのは、自転車を借りた同じ場所に戻ってきて返すというのではなく、複数存在するサイクルポートのどこに返却してもOKといった仕組みとなっていること。
2012年3月末までは登録料金がタダなのでとりあえず今のうちに登録しておこう、ついでに実際に使ってみよう、と思っていた。
…のだが、ここ最近は週末だけ天気が悪いという残念な状態だったため、なかなか実行に移せずにいた。そして、20日の祝日にようやく曇り空だが日中の気温は高めという天候に恵まれたため、そそくさと桜木町へ向かった。
登録
会員登録は登録カウンターを訪れてそこのPCを借りて行ったのだが、どうやら自宅PCやモバイルでも登録ができるのでここまで来る必要はなかったらしい、と登録所にたどり着いた時点で気付く。ま、まあ、利用方法とか説明してもらえるし、すぐ側のサイクルポートから利用ができたりするので、現地で登録するのはそれはそれで有効だと思う。
登録所は一箇所のみ。最寄はみなとみらい線の馬車道駅だが、桜木町駅でも徒歩圏内に位置する。(というか、馬車道駅使わないから桜木町駅からこんなに近かったの初めて知ったわ…)
横浜アイランドタワーを突っ切った、北仲橋の手前あたりに不自然に大量の自転車が置いてあるスペースがあるので分かりやすい。
とはいえ、入り口が自転車ポートを突っ切っていかないといけないので軽く迷った。道路から一段下がったところに登録所があるので柵を飛び越えようかと結構本気で考えてた。
このサービスは名目上、社会実験という事になっているため2014年3月までの実施である。だからだろうか、登録カウンターとなっている建物がやけにプレハブっぽいのは。
登録に必要なのは携帯電話とクレジットカード、使用料金はすべてクレジットからの引き落としとなる。また、携帯電話がおサイフケータイ対応の場合はそれで個人認証ができるので、専用ICカードが不要となる(ICカードの場合は、郵送もしくは登録カウンター受取の手間がある)。
実施主体にNTTドコモが入ってるが、auやsoftbankの携帯電話で使えないなどといったことはなかった。
プレハブ風登録所 | 大量の未使用チャリがステンバーイ |
貸出しと返却
自転車は←のパネルにおサイフケータイ付き携帯電話(またはICカード)をかざすことで借りられるようになる。ちなみに、登録前の携帯電話をかざすことで空メール送信画面になり、そのままモバイルで登録処理ができてしまうらしい。
電話をかざすと、使用可能な自転車ポートのランプボタンが点灯するので、好きなものを選んでボタンを押し自転車をポートから引っこ抜けば使用開始となる。
使用を開始すると携帯電話にメールが送られてくる。このとき、自転車に付属しているチェーンロックの暗証番号も通知される。
自転車の使用料金は1回30分で105円(1回利用プランの場合)。超過30分毎に210円の追加料金を取られるため、目的地につく前に時間が近くなったら一旦近くのポートで返却処理をしてまた借りたほうが良い。なお、返却時間の5分前には注意喚起のメールも届く。
返却時もまず携帯電話をかざすことで返却可能なポートのランプボタンが光るので、ボタンを押してから自転車を突っ込んでやれば返却終了である。この時も返却確認のメールが届く。
自転車ポートのランプ | 送られてくるメール |
自転車
使用されているのはブリヂストン社製のベガスという自転車の特別仕様。3段変速ギアと手元で点灯、消灯できるLEDライトに加えて前カゴとダイアルチェーンロックが追加装備されている。
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最初に見たときはちっちぇチャリだなーとか思ったけど、実際に乗ってみると意外と推進力が高くて走行に問題なし。というか、みなとみらいにひしめく観光客の多さを考えると小さくて軽いというのはむしろメリットだったりする。また、港エリアは自転車の乗り入れが禁止されているところも多いので、押して歩く上でも軽いのは有難かったり。
右ハンドルは3段変速 | 左ハンドルはLEDライトスイッチ |
ダイアルチェーン錠 | 降りた所 |
走行コース
当日は
- 馬車道→万国橋→新港パーク一周→赤レンガ倉庫、ここで返却。徒歩で赤レンガをうろうろ
- 赤レンガ倉庫→象の鼻パーク→横浜公園→山下公園、ここで返却。徒歩で大桟橋をうろうろ
- 山下公園→日本大通り→北仲橋→みなとみらい大通り→ベイクォーター、ここで返却し横浜駅へ。
といったコースを辿りつつ、写真を撮りまくってみた。
とくに最後の方は時間なかったので、画面も見ずにカメラを胸の位置に固定してバシバシ撮ってた。オートモード万歳。
万国橋から運河を望む | ワールドポーターズからコスモワールド |
赤レンガ倉庫のサイクルポート | 赤レンガ広場は工事中 |
海上保安庁基地と資料館 | 旧横浜港駅ホーム |
象の鼻パーク | 象の鼻テラスにてサービスカット |
横浜スタジアム | 大桟橋入り口 |
大桟橋デッキ | 大型客船がちょうど出港するところ |
山下公園の大道芸 | 夕暮れの桜木町駅前 |
BLITZ前の行列 | そろそろベイクォーター |
ベイクォーターは地下駐輪場 | 返却終了 |
まとめ
1回30分は短いと思っていたが、最後は山下公園から横浜駅東口まで直行で20分ぐらいで着いたので、それなりに距離は稼げる模様。
電車を利用することを考えたら天候には左右されるものの105円で安く、また鉄道がカバーしてない港側にもサクッと行けるのでそこそこに使いどころはありそう。
ただサイクルポートの分布が妙に偏っていて、パシフィコ近辺になかったり、新高島や伊勢佐木のエリアに少なかったり、野毛の方など完全に無視されてたり、土地柄の問題とかあるんだろうけど、もうちょっと均等にサイクルポートを分布しておいてくれると良かった。
まあ、このあたりは自転車もサイクルポートも登録所近辺に大量に準備されていたし、まだまだポートを増設する気は十分ありそうなので、今後に期待したいところ。