FlashAirのAPIで遊んでみる

今週末は夏休みだったのだが、クッソ暑いので何もする気が起きず日々をダラダラと過ごしていた。
さすがに毎日これではいかんと思い、何か技術的な遊びをしようと色々と調べていたところ面白いものを発見した。

TOSHIBA FlashAir SDカード 8GB SD-WB008G

FlashAirというSDカード。普通のSDカードと何が違うかと言うと、カード自体が無線LANの機能を搭載していることである。
これを使うことで(無線LAN機能のない)デジカメで撮影した写真をスマホなどに転送することが出来る。
同じような機能をもつ製品にEye-Fiもあるのだが、こちらとはかなり違うところがある。
比較については色々なサイトで説明されているので面倒くさいから以下を参照。

東芝の FlashAir と Eye-fi の比較
3行で分かる、カメラと無線のおいしい関係 第2回 「FlashAir」 - ITmedia NEWS


一言で言ってしまえば、Eye-Fiが撮ったそばから次々とスマホなどに転送していくのに対して、
FlashAirはカード内の画像を確認して個別に転送するかを選択する、といった部分で違いがある。
一応、両方のカードを使ってみた立場としてはFlashAirは設定や手続きが面倒くさい箇所もあるが、転送を自分でコントロールできるのが良いところ。
個人的にはこっちの方が好みだったりする。



で、もう一つこのFlashAirが面白いのは、連携のためのAPIが公開されていることである。
というか、積極的に開発者向けサイトが用意され、チュートリアル等が豊富に用意されていたりする。

「FlashAir」対応アプリの開発者向けサイトがオープン - デジカメ Watch Watch

FlashAir Developers - ホーム


これは丁度いい暇つぶしになるなと思い、思わず通販サイトでポチってしまった。
ちなみに購入を思い立った時点ではamazonで品切れになっており、楽天もいつ届くか分からない状態で、なんとかすぐに手に入れられないものかと探していたらヨドバシドットコムが翌日に届きますと言うので値段もまあ手頃だったし購入した。
23時過ぎに注文したので、まあ言っても配送開始が翌日で実際に届くのは2日後だろうなと思っていたら、翌日の18時には到着していた。
ヨドバシは通販に気合入ってるなー、としみじみ思った。


そんな感じで届いたので、とりあえずSSIDと接続用パスワードとを設定して実際につないでみる。
スマホipod touch)のWi-Fi設定メニューからflashairのSSIDをネットワーク選択するとブラウザからデータが確認できる。
このブラウザの画面デザインを自分で作ったり、API経由でアクセスするアプリを作ったりができるということ。



今回はアプリを作るのが面倒なのと、ちょいとしたプレゼン用にブラウザで気軽に見れる方が楽なのでWebブラウザ向け開発の方をやってみた。
Webブラウザ向け開発はSDカードの所定フォルダに自作したhtmlとjsファイルを配置することで自前のデザインや機能を盛り込める。
ここでjQueryを用いてAPI経由でSDカードのファイル情報を取得する。(ファイル情報を取得するだけでなく、ファイル自体をアップロードすることも可能)

FlashAir Developers - APIガイド


・・・とは言うものの、既にチュートリアルが充実しちゃってて本当にやることがないwww
もうファイル名引っ張って、サムネイル取得して、リンク作るところまで、全部チュートリアルでやってくれちゃってるんだもの。
せいぜい、ファイルの日付を付け足すぐらいしかやることねえ。
まあ、チュートリアルが至れり尽くせりなのは、途中の面倒な処理書くのにエネルギー割くことなく自分のやりたいことだけに集中できて良いのかな。