VOCALOID曲の○○率は異常!?(次の準備編)

さて、前回VOCALOID曲の歌詞で使われている単語を集計したらどんな結果になるかをやってみたわけだが、本当はもうちょっと尖った結果になると期待してたのだが、思った以上にバラけてしまった。
まあ画一的ではない幅広い曲が発表され人気を得ていると考えれば、シーンは健全に成長しているということで良いのかもしれないが。

そもそも西野カナを引き合いに出しておいて、VOCALOID曲というでかい括りで集計するのも筋違いであって、作詞者単位で見ないと尖った特徴みたいなものは見えてこないだろうなーと。
というわけで、今度は懲りずに作詞者単位で単語集計をしてみようと思う。正直、年末年始の時間を潰してせっかくシステム作ったのに一発ネタで終わるのも勿体無いので、色々と引っ張ろうと思う所存。

ここで対象とするのは、とりあえず前回と同じような条件にして、最近流行のボカロPでいいかなと。
ので、昨年中に発表した曲で10万再生超え(2013/1/7まで、アレンジ曲は非対称)が多数ある作詞者を、コードを修正してサクッと集計しなおしてみた。ちなみに、集計した範囲においては、ほとんどの曲が作詞者=作曲者=ボカロPだった。
結果、上位は以下のような感じになった。

ボカロP(作曲者) 10万再生曲数(2012年) 初音ミクWiki掲載曲数(作曲、編曲のみ含む)
じん(自然の敵P) 8 12
家の裏でマンボウが死んでるP 8 37
Last Note. 7 10
ピノキオP 7 50
すこっぷ 6 29
ひとしずくP 6 21
みきとP 6 25
164 5 37
40㍍P 5 36
buzzG 5 32
cosMo(暴走P) 5 48
PolyphonicBranch 5 28
オワタP 5 47
くるりんご 5 32
トーマ 5 16


一人当たり再生数制限をつけた一年分の曲だけ対象では寂しいので、とりあえずボカロPのこれまでの全曲(初音ミクWikiに掲載され、かつ作詞を担当しているもの)を対象にして、それぞれ集計してみようと思う。まずは上位の4人ぐらい。
またしても初音ミクWikiに甘える形になるが、これだけ人気あるなら発表した全曲網羅されてんだろうということで。

週末あたりにまとめられるといいなー。

VOCALOID曲の○○率は異常?-2012年版-

ちょっと前に西野カナの「会いたい」率は異常、というネタが各所で取り上げられて話題になってた。
歌詞を書く人が同じ人で、同じようなテーマの曲が多かったりすると、どうしても使うフレーズが似通ってくるという、まあありがちな現象を少し面白おかしく取り上げたネタではあるのだが。
ここでフト思ったのが、数多くの人が投稿するVOCALOID楽曲の歌詞だと、頻繁に登場する単語ってどんなもんがあるんだろう、ということ。

http://matome.naver.jp/odai/2128893489144617201

ボカロ曲は歌詞のテーマも、恋愛モノや応援歌や季節モノ、果てはSFストーリーを曲に載せて語るものまで多種多様。そんな状況にも関わらず、なんとなく人気になる曲の詞には似通った性質があるなあという雑感を抱いていた。ので、その歌詞を構成する単語のトレンドを調べてみたら見えてくるものがあるんじゃないかと。

ちょうど最近、形態素解析Mecabというソフトを色々と弄っていて、これの単語分割機能がそこそこ精度が高く取得できるので、せっかくだから歌詞の取得方法も含めて全自動化して単語の集計処理をしてみようかと言うことで、この年末年始にシコシコと準備をしていた。

結論から言うと、実際には完全自動化とはいかず90%ぐらいの自動化に留まった。とりあえず、歌詞取得にあたっては有志のVACALOID曲データベース(?)であるところの、「初音ミクWiki」にはかなりお世話になった。と同時に、厳密にはデータベースではないので、データ抽出の過程で色々と問題があってどうしても手動での修正や目視での確認が必要になったりもした。

トップページ - 初音ミク Wiki - アットウィキ

また単語分割自体も、歌詞というクセのある文章にかけた場合に色々と厄介な問題も出てきたりはしたのだが、この辺りは話すと長くなるので詳しくはまた別の機会に。

対象となる曲

世の中に公開されてるすべての曲をやるような気力も流石にないので、以下の条件を満たす曲に絞って単語を集計してみた。

  • 2012年1月1日から12月31日までにニコニコ動画で公開された曲
  • VOCALOID殿堂入り」(10万再生以上で付くタグ)または「VOCALOID伝説入り」(100万再生以上でry)のタグがついている
  • 再生数が10万を超えていること(フライングでつけられてる場合があるので)
  • 初音ミクWiki」に歌詞が登録されていること
  • 既存曲のアレンジやコピー曲ではないこと(ただし歌詞に大幅な変更があるものは対象とする)

これを2013年1月7日23時59分時点で自動収集を開始したところ、上記の条件を満たした曲は277曲あった。
抽出した単語数は9691種類。集約し切れなかった同音単語や除去しきれないノイズ的な単語も多いので有効なのは9000弱ぐらいか。

結果発表の前に

まず紹介の仕方として、困ったことに多いものから順番に並べていっても、あまりに普通すぎる単語が並ぶばかりで面白みにかけてしまう。
ちなみに、最も多く使用されてた単語は動詞の「する」(使用総数984回、使用曲数231曲)。
その後に続くのも、後述の人を指す単語を除いても、「無い/ない」(418回)、「なる」(349回)、「この」(268回)、「いる」(259回)、「もう」(241回)、「その」(223回)…という、文章を成立させるために単語同士をつなぐ意味合いで使われるような単語ばかりになってしまう。
そりゃそうだろうね、といった感想しか生まれないのでランキング形式にはせず、使用総数がそれなりに多くて単体で意味をもつ単語をピックアップする形式で紹介していく。

代名詞、およびキャラ名編

歌詞のなかで人を指す単語はとにかく登場する。実質、ランキングにしてもほとんどがこれで埋め尽くされるというレベル。ここでは特に多かった5つを紹介。

「君」(「きみ/キミ/君」の合計)

使用総数は642回、使用曲数は151曲。
もっとも多く使用した曲は「ODDS&ENDS」「添い遂げたアンドロイドへ」(各15回)
D

「ODDS&ENDS」はyoutube版の動画から。「添い遂げたアンドロイドへ」は歌詞の中で『ミキミキミキミ 君の唇に 』のように、意味的には『キミ』に当たる単語を連呼する箇所があるのだが、形態素解析ソフトは連続するカタカナを一単語として判断するためカウントされておらず、自動化が目的なので個別に判断することも やってられない 難しいのでスルーした。ためしに、これらをきちんとカウントしてみたら使用回数は31回になった。

「僕」(「ぼく/ボク/僕」の合計)

使用総数は574回、使用曲数は127曲。
もっとも多く使用した曲は「先生と少女騒動-第一審公判-」「ただし性的な意味で」(各15回)
DD

別単語として、『僕ら/僕達』は使用総数73回、使用曲数34曲。
ちなみに、『君』の使用回数トップ曲「添い遂げたアンドロイドへ」での『僕』の使用回数も11回でベスト5に入ってる。

「誰」(「だれ/ダレ/誰」の合計)

使用総数は234回、使用曲数は113曲。
もっとも多く使用した曲は「ありふれたせかいせいふく」(9回)
D

代名詞は同じ曲の中で何度も使用されるケースが多いが、『誰』は1曲平均2回程度と低くなっている。
そもそも『誰』を代名詞として扱っていいのか、という疑問はあるが一応人を指す単語ということで。

「私」(「わたし/ワタシ/私」の合計)

使用総数は223回、使用曲数は77曲。
もっとも多く使用した曲は「もっと、してよ。」(11回)
D

『あたし/アタシ』の場合は使用総数52回、使用曲数18曲。

「あなた」(「あなた/アナタ/貴方」の合計)

使用総数は163回、使用曲数は59曲。
もっとも多く使用した曲は「来世デ逢イマショウ」(12回)
D

『貴女』は使用総数3回。『貴男』は1回だった。


全体的に自分を指す言葉は『私』より『僕』、相手を指す言葉は『あなた』より『君』という傾向が強い。
男声ボカロで高再生数を稼ぐ曲も増えているとは言え、2倍以上の開きがある。ボクっ娘大勝利である。
ちなみに他の代名詞としては、『みんな/みな/皆』が90回、『自分/ジブン』が63回、英語では『I』と『you』がともに46回。

ボカロキャラクター名としては、ぶっちぎりで多かったのが『レン』(111回、3曲)
だいたいコイツのせい。
D

他は『ミク』でも3回程度、ただし『みっくみく』のような単語は抽出できていない。『リン』は14回使われてた。↑の1曲だけで。

使用総数

人を指す単語および意味の希薄な単語以外を対象に、とりあえず名詞、動詞、形容詞のあたりで使用総数の多かったものを10個ほど。

「世界」(「世界/セカイ」の合計)

使用総数は210回、使用曲数は100曲。
もっとも多く使用した曲は「ジッタードール」「転生少女と転生少年」「童心少女と大人世界」(各7回)

DDD

『世界中』は別単語扱いで8回(3曲)使用されている。

「何」(「なに/ナニ/何」の合計)

使用総数は190回、使用曲数は102曲。
もっとも多く使用した曲は「とても痛い痛がりたい」(12回)

D

別単語の中では『何もかも』は8回(6曲)使用。
『何』を「ナン」と呼ぶ場合は除外(50回。中途半端な単語の割に多いのは、形態素解析ソフトの方で「何回」のような単語を「何」+「回」としてカウントしてしまっているかららしい)

「今」(「いま/イマ/今」の合計)

使用総数は174回、使用曲数は95曲。
もっとも多く使用した曲は「逃避ケア」(8回)

D

『今』という字を含む単語も多く、『今日』が82回(50曲)、『今夜』が25回(14曲)、『今宵』が20回(12曲)となっていた。

「手」

使用総数は171回、使用曲数は93曲。
もっとも多く使用した曲は「添い遂げたアンドロイドへ」(8回)
なんつーか、この曲の単語連呼率すごい。
別単語で『手遅れ』が10回(9曲)使用。

「見る」

使用総数は166回、使用曲数は100曲。
もっとも多く使用した曲は「家に帰ると妻が魔法少女のコスプレしています。」(5回)

D

『見える』は72回(53曲)、『見つける』で27回(22曲)、『見せる』で21回(19曲)と活用形の単語がそれぞれで数多く使用されている。

「知る」

使用総数は141回、使用曲数は80曲。
もっとも多く使用した曲は「六兆年と一夜物語」(16回)
1曲あたりの出現数がやたら多いので歌詞を見てみると、サビで毎回連呼している。ちなみに『本当に』も連呼しており、使用総数25回のうち8回をこの曲で占めていた。

D

別単語で『知れる』は4回使用。

「言う」

使用総数は138回、使用曲数は74曲。
もっとも多く使用した曲は「語る悪魔と機関銃」(9回)

D

別単語で『言える』は27回(20曲)、『言い訳』は12回、9曲で↑の曲がうち4回を占める。

「声」

使用総数は130回、使用曲数は74曲。
もっとも多く使用した曲は「ODDS&ENDS」(7回)
別単語で『歌声』は5回、『叫び声』と『泣き声』でそれぞれ4回使用されている。

「目」

使用総数は129回、使用曲数は87曲。
もっとも多く使用した曲は「想像フォレスト」(6回)

D

別単語で『目覚める』で9回、『目指す』で7回使用されている。また、『眼』では15回(11曲)で使用されている。
ちなみに『涙』は63回(47曲)使用。

「夢」(「ユメ/夢」の合計)

使用総数は128回、使用曲数は77曲。
もっとも多く使用した曲は「再教育」(6回)。

D

別単語で『夢見る』で20回(17曲)、『夢中』で9回使用されている。

ピックアップ

以下は、テーマごとに似たような意味合いの単語をいくらかまとめる感じでピックアップしてみた。

「好き」(「すき/スキ/好き」の合計)等、ラブソング系

使用総数は140回、使用曲数は45曲。
もっとも多く使用した曲は「一途な片思い、実らせたい小さな幸せ。」(41回)。凄まじい偏り方で実際に歌詞を見てみるとなんだか納得の世界観である。終盤にじゅうたん爆撃地帯がある模様。

D

別単語で『大好き』は20回(15曲)使用。

いわゆるラブソングというジャンルの曲では数多く使われるイメージがある。ので、この単語は使用曲数が思ったより少ないという印象だった。
他にもラブソングでよく使われそうな単語で言うと、『愛』が91回(40曲)、『愛す』が58回(37曲)、『愛しい』が28回(15曲)、『恋』が69回(38曲)、『love』が20回(4曲)。
ラブソング自体があまり勢力的に強くないということなのか、まあ対象277曲のうち15%ぐらい占めてると考えると十分強いといえば強いのだが。

D

ちなみに、『愛』をもっとも多く使用した曲が「ラブソングを殺さないで」(11回)、ちょっと面白い。

「痛い」等、ネガティブ系

使用総数は108回、使用曲数は23曲。
もっとも多く使用した曲は「とても痛い痛がりたい」(33回)もはやタイトルそのまんま。
ちなみに、2位の「週刊少年バイバイ」(22回)と合わせて、この2曲で『痛い』使用率の過半数を占めている。凄まじい連呼率である。

D

また、形態素解析ソフトの仕様らしく『いたい』と平仮名で書くと動詞の『いる』の方に解釈されてしまう確率が高い模様。

ネガティブなイメージの中でも特に攻撃性を含んだ単語は、『死ぬ』が54回(30曲)、『ばか/バカ/馬鹿』が36回(23曲)、『殺す』が23回(18曲)、『傷つける/傷つく/傷』がまとめて31回(24曲)。なんだか最近人気のVOCALOID曲ではこの辺りが頻繁に使われているイメージがあっただけに、こちらも思いのほか少ない気がしてる。

ネガティブイメージとしてはむしろ内向きな感情を表す単語の方が使用曲数も多いようで、『泣く』108回(69曲)、『消える』97回(54曲)、『終わる』95回(52曲)、『忘れる』79回(52曲)、『嘘/ウソ/うそ』70回(39曲)。アッパー系よりダウナー系の曲のほうが支持が高い傾向にあるのかもしれない。

「笑う」等、ポジティブ系

使用総数は114回、使用曲数は77曲。
もっとも多く使用した曲は「外見と内面」(6回)。

D

別単語では『笑顔/えがお』で55回(41曲)、『笑み』で18回(12曲)、『微笑む』で14回(11曲)など、『笑』を含む単語は多種使用されている。

他にもポジティブイメージの単語として『生きる』81回(50曲)、『しあわせ/シアワセ/幸せ』で65回(33曲)、『楽しい』で44回(30曲)、『優しい』で51回(36曲)。ただ、歌詞全体で見るとネガティブの裏返しで使われているのも多いような…。
「外見と内面」の歌詞全体を見ると内向きネガティブな印象が強いし、『しあわせ/シアワセ/幸せ』がもっとも多く使用されてる「こちら、幸福安心委員会です。」(16回)なんて、アッパー系ネガティブの見本のような歌詞だし。

D

名詞、動詞、形容詞以外の品詞について注目した場合
  • 感動詞は『嗚呼/ああ』155回(43曲)
    ただし、もっとも多く使用している曲の「麻雀中毒」が76回となっている。それを差し引いても2番目以降の『ほら』74回(40曲)や『さあ』66回(36曲)には勝っているが。
  • 接続詞は『また』130回(69曲)、『でも』63回(42曲)、『ただ』62回(40曲)
    逆接系が『それでも』54回(37曲)、『だけど』25回(15曲)と割と上位に複数来ている。
  • 副詞は『もう』241回(113曲)、『そう』125回(73曲)。
    以降は、『どう』『ずっと』『もっと』(各87回)『きっと』(85回)『まだ』(77回)とあまり回数差が開くことなく続く。

D

そのほか
  • 『うた/唄/歌』44回(28曲)、『歌う/うたう』46回(28曲)。
    いわゆる「歌姫」的な曲はボカロ黎明期には多かった印象だが、最近はそれなりな数に収まってきたのか。
    ちなみに『聞く』59回(36曲)、『音』56回(35曲)使用。
  • 『こころ/ココロ/心』123回(81曲)。
    ここはもう定番というべきか。ただ、『心』という字を使った単語は派生が少なく『心臓』6回、『心理』『心配』各5回となっている。
  • 『夜』76回(46曲)。
    夜をモチーフにした曲も意外と多い。また、夜は派生する単語が様々で、『今夜』25回(14曲)、『夜空』12回(9曲)、『夜明け』『月夜』各9回などとバリエーションも豊富。
  • 他に時間的な単語としては、『あした/明日』76回(50曲)、『未来』66回(43曲)、『時間』55回(42曲)など。
  • 『はる/春』8回(6曲)、『夏/なつ』19回(11曲)、『秋』3回(3曲)、『ふゆ/冬』3回(3曲)。
    四季の中では夏の人気が圧倒的、『夏休み』も3回(2曲)使用。
  • ほかにも『わかる/分かる』117回(71曲)、『空』94回(57曲)、『届く』74回(49曲)、『変わる』58回(42曲)、『顔/かお』52回(39曲)などなど。
    そういえば、冒頭のネタで使った『会いたい』関連の単語(『会う』+『〜たい』に分割される)は『会う』47回(26曲)、『会える』24回(18曲)、『出会う』23回(14曲)となっていた。

まとめ

疲れた…。こんなに長く書くつもりもなかったのに、思いのほか長文になってしまった。7日に集計してからダラダラ1週間も書いてしまった。

全体的には、単語から見るイメージの偏りは想像したほどには無い印象。攻撃的な単語がもっと多いと思ってたけど、むしろ欝系、内向系の単語の方が多かった。攻撃系やラブソング系の単語は1曲の中で複数回連呼されるケースが多いので、テーマのはっきりした曲は同じ単語を使って印象を強める傾向があるのかも知れない。
逆に雰囲気や世界観を重視する曲の歌詞の場合は、あまり連呼せずに単語を一つ一つ切り替えてきてる気もする。この辺りは1曲あたりの単語種類数を集計したり、偏差を算出する等したほうが分かりやすくなるかもしれない。

それにしても『世界』は使われてるなあー。実は今回の集計の前に、期間を設けず100万再生以上の曲のみを対象に集計してみたのだが、やはり『世界』は代名詞や意味の薄い動詞、接続詞などを除けばトップの総数と曲数を誇っていた。それでなくても、対象曲の40%ぐらいで単語として登場するというのはやはり多い。

頻出の単語をざっと見ていて思うのは、『目』『手』『声』みたいに身体のパーツが頻繁に登場して、それが『見る』『言う』『知る』みたいな感覚の入出力を行って、やがて『好き』『笑う』『泣く』『痛い』みたいな感情の発露につながって、最終的には『世界』とか『夢』とか『空』みたいな広い大きい概念に通じていく〜みたいなストーリーで歌詞が構成されているのだろうか。
あ、なんか綺麗にまとまったぽい。

niconicoのAPI使い方メモ

ニコニコ動画の一覧検索できる公式くさいAPIがあるらしい

日記的「駄目」プログラミング » ニコニコ動画に動画検索APIができたらしいので取り急ぎScalaで


http://ext.nicovideo.jp/api/search/tag/minecraft?mode=watch&order=d&page=1&sort=n
↑こんな感じのURLを叩くと結果がJSONで返却される。
ただし、ログイン状態でないとちゃんと結果は返ってこない。

<追記>使い方について(分かってることだけ)

[リクエスト]

■URL:
キーワード検索はhttp://ext.nicovideo.jp/api/search/search/[キーワード]
タグ検索はhttp://ext.nicovideo.jp/api/search/tag/[タグ名]

■パラメータ
以下のパラメータはすべて指定必須ぽい。1個でも欠けてるとエラー返しやがる。
・mode:よくわからん。とりあえず「watch」固定。
・order:並び順。dは降順(desc)で、aは昇順(asc)。
・page:ページ数。1から。
・sort:以下参照。

v 再生数
f 投稿日時
r コメント数
m マイリスト数
l 再生時間


[レスポンス]

JSON形式で以下みたいな構造で返ってくる
"list":[
"id":"sm〜"
...
]

■list内のパラメータ

id 動画ID(smから始まる数字)
title タイトル
first_retrieve 投稿日時
view_counter 再生数
mylist_counter マイリスト数
thumbnail_url サムネ画像パス
num_res コメント数
length 再生時間
description_short 動画説明文(省略版)


C#あたりで詳細条件検索かましたアプリでも作ろうと思ったが、
ログイン状態をもたせてリクエストしないとエラーしか返さない模様。
ので、C#で使えそうなWebページログイン認証のサンプルを探す。

C#によるWEBサイトへのログイン方法(ベーシック認証、クッキー認証) | 夏研ブログ

思いきりストライクのサイト見つかる。クッキー認証の部分ごっそりパクらせていただく。
クッキー取得後のリクエストでURI指定をAPIのURLに置き換えて叩いたらすんなりJSONのリストデータ取得。
C#JSONいちいち読むのだるいのでまたもググる

C#でJSON形式のデータを扱う | テスターですが何か?

JSONC#で読み出すためにDynamicjsonライブラリ使う。


もろもろやって、id、title、view_counter、first_retrieveあたりを書き出してみた結果

それっぽい



<だらだらと追記>
1アクセスでページ単位(32件分)取得しかできないからと、ループ回していたら20ループ過ぎた辺りでアクセスが遮断された。
うーん、あやしいアクセス攻撃対策(こちとらそんなつもりは無いのだけれど)はしている模様。
まあ下手に追求してアカロックされるのも怖いので、この辺りはもうちょい小分けにするしかないか。

あと、プレミアムアカウントだと20ループ耐えるけど、一般アカでやると5ループでブロックを賜る模様。ブロック後は体感30秒くらいおかないと復活できない感じ。

検索ページが50までに制限されてた、ってか普通のWeb閲覧の方でも51以降はいけなくなってる。
昨日の深夜はいけたと思ったんだけど、混雑する時間帯は制限してるのだろうか。

デジタルコンテンツEXPO2012にいってきた

今年もデジタルコンテンツEXPO(以降、DCEXPO)が開催されたので、週末に台場の未来科学館まで行ってきた。
今回は展示以外にセンターステージでの二つの講演、ディスカッションを見ることも目的としていたので、そちらを中心としてまとめてみる。

VOCALOID Trans-Pacific プロジェクト



経済産業省のクールジャパン事業にプロジェクト採択され、世界進出の足場がいよいよ固まったVOCALOID。今後の海外展開をどうやってくんだろうなーと思って、ライセンシー、メーカー、流通、クリエーターと参加者がオールジャンル揃っているこのパネルディスカッションを見に行った。
結論から言うと少々期待はずれなイベントだった。というのも、40分の時間のうち30分以上を「これまでVACALOIDでやって来たこと」の紹介に費やしてしまっていたから。政府のお墨付きをもらったことだし、ユーストリームで公開もしてるし、今まで興味のなかった人にもボカロとはなんぞやと知ってもらいましょう、っていう趣旨だったんだろなと想像するけれども。正直な話、わざわざこんな所まで見に来る連中はみんな知ってるわい、って話ばっかり見せられても、そのなんだ、困る。
一応面白かった話としては、北米圏ではネイティブなボカロが今まで存在しなかった(LEONやSweet ANNはイギリスやスウェーデンメーカーの製品)とか、オリジナルの日本語版歌詞も聞きたいが自国語の歌詞でも聞きたいというニーズにどう応えるかみたいな話の一例で、同じ曲の日中韓バージョン歌詞の聞き比べを流したりとかしてた。
まあ、まだ始まったばかりのプロジェクトだし、そんなに新しいことで喋れる事もないから仕方ないっちゃ仕方ない。来年2月にはMegpoidも英語版発売することが(しれっと)発表されてたし、来年あたりに成果報告が同じ会場でされるのを期待しよう。



開演前にはこれまでDCEXPOでステージ公開されたデモのビデオが流されていた

イグノーベル賞受賞「Speech Jammer」記念講演



もう一つは今年のイグノーベル賞受賞研究である「Speech Jammer」の開発者二人の講演。研究内容から、受賞までの経緯や授賞式での出来事まで多方面にわたる内容でかなり面白かった。
この「Speech Jammer」は発表行為を妨害するための装置なのだが、そもそも研究のスタートはプレゼンを指導するシステムについての研究だったらしい。発表中の被験者に指摘事項を的確に強制的に伝える方法はないものか、という課題を考えていた際に、吃音者治療などで研究されていた聴覚遅延フィードバック理論を利用して、発表者に発話阻害という行為で伝達しようと思い立ったというストーリー。
プロトタイプも4パターンほど作って、当初は性能を上げようと様々な装置を組み込んでみたがメンテナンスに苦心するようになり、どんどん部品を削っていった結果、主要な部品は2個程度になったのにどんどん性能が上がっていったという残念な開発過程をたどったらしい。
発表者に向けて数ミリ秒遅れて自身の発言を返してやることで、脳が発話異常を検知して喋ることができなくなるという仕組みだが、発表者が気合を入れていると効果がないらしい。それでいいのか。

試作機が完成し論文を提出しようという段になって、国内ではそれなりに論文通過したが海外ではまるで相手にされなかったらしい。ので、Webで論文とyoutube動画を公開してみたら、凄い勢いで海外ニュース等で話題になって海外メディアからのインタビューが殺到した、とのことでこの辺りが受賞の要因ではないかと語っていた。


開発者2人のキャラクターがとにかく良かった。風貌からして若手お笑い芸人のようでもあり、授賞式ではいかに笑いを取るか(イグノーベル賞では授賞スピーチで笑いを取るのが必須らしい)、授賞式ではスベッたのでMITでの記念講演ではいかに取り返すかを徹夜で検証したりしていて、「何やってんだか、もっとやれww」と思った。



透明プリウス

ここからは展示内容で興味をひいたものをいくつか。ちなみに、今回のDCEXPOでは展示物の感想をタグ貼り付けで表すということがされていた。「謎の技術」とか「ひっそりと評価されるべき」とか、かなりニコニコに毒されてるなあと思いつつ、逆にああいう方式が一般化してきたのかなあ、とも思った。


さすがに今回の展示の中では一番の注目株だったようで、体験時間は一人一分と厳しく管理されており車内の写真を撮ることもままならなかった。基本的には、車両後部に設置したカメラで撮影した映像を車内搭載のプロジェクターで後部座席に映すという方式で透けているかのように見せるという技術。
今回の展示会場は室内で暗かったから良かったが、普通に屋外では太陽光が強すぎてほとんど映像が見えなくなってしまうということで、写真のような偏向板が後部座席との間にあり、そこから覗いて下さいという方式になっていた。

聖水少女


正式なタイトルは長いのがあったけど四字で端的に表現できちゃうのでこれでいいや。3DCGキャラクターの女の子が水がめを持っていて水を注いでいる映像が流れており、立体視眼鏡をかけて水の注がれているエリアにセンサー付の紙コップを持っていくと、紙コップに振動が発生してあたかも水が注がれているかのような感覚を味わうことができるというデモ。
こりゃあ面白いなあ、と思って紙コップを傾けたり、立ち位置を変えたり、水がめにコップを近づけてみたり、と色々なことをして遊んでいたら解説員のおっちゃんが「この女の子、しゃがむとパンチラが見えるんですよ」と教えてくれた。あんた何言ってんだww。
なんでも今まで見学に来てたゲーム開発者とか漫画家とかが必ずパンチラにチャレンジしていたらしく、「これからはそういうニーズも捕らえていかないといけませんね」と意気込みを語っていた。もうこの国はだめなのかしら。

ものまねアバターシステム


午後イチくらいの段階ですでに結構なタグの数を集めていた。表情から感情表現を解析して、CGのモデルキャラクターに反映させるというもの。もはやCGモデルに初音ミクが使われるのは当たり前になりつつあるなあ、と思いつつフリーで使える素材がゴロゴロしてるというのは研究者には有難い時代なんだろうなあとも。
もともとは表情からの感情解析が研究主題でそのアウトプットとしての技術らしい。実際に表情から取得、解析して反映してる感情としては「怒る」「喜ぶ」「驚く」ぐらいしかなくて、他はほとんど眉と瞼と唇の動きをなぞらえるだけでそれらしく表現できてしまうらしい。

QUMARION


フィギュアにポーズをとらせると、各パーツ位置や関節の情報を3DCGモデルに反映させることができるというもの。以前にニュースかなんかで見た覚えはあったが実物を見たのは初めて。すでに販売されているらしく、価格もフィギュアとアプリがセットで10万円くらいで「あらお買い得」って感じだった。
フィギュアにポーズを取らせるので剛体的な問題で表現できないポーズがあったり、指先などの細かい部分は対応してなかったりと、どうしても細かい部分には逐一手で補正を入れないといけないようでそこはある程度仕方ない、というようなことを言っていた。
プロフェッショナル向けの商品というだけでなく、趣味で動画製作や漫画製作をしていて10万円くらいなら出しそうな熱心なアマチュアの取り込みを意識しているらしく、会場ではMMDのモデルにダンスをさせているPVを流したりしていた。

Pinch


複数台のスマートフォンタブレットを無線ネットワークで連動させて、ディスプレイ情報を共有、連結するシステム。デモでは波紋の広がりが複数画面に渡ったり、ボールが反射しながら隣の画面に移動するといった表現がなされていた。
なかなか面白いなあとはおもったけども、実際これを利用してどんな応用ができるのかという点について尋ねたら、あまりアイデアが至っていないらしく、とりあえず無償で公開してクリエーターにも考えてもらいたいというような事を言っていた。


AR HUDユニット

車のフロントガラス手前のサンバイザー位置にスクリーンを設け、そこにRGBレーザーを照射して虚像を作り出し、前方数メートル先にナビゲーションアイコンが浮いているように見せる技術。これも以前にニュースかなんかで読んでいたが、いつの間にか製品として販売されていたらしい。
運転席からでないとまともに見えないのでうまく写真が撮れなかったのだが、実際に乗って見た感じとしては照射してるのがRGBレーザーなので映像がチラついて微妙なことと、いかに虚像を出しているとは言ってもやはり焦点は微妙に合わせないといけないので目にはそれなりの負担がかかるということ。あとは、視点が上方に囚われてしまって実際に運転したときに足回りに近い部分の情報に気づくのが遅れるんじゃないかと。
とは言え、虚像にナビ情報が浮かび上がり、施設アイコンが徐々に拡大されて迫ってくる、あの感覚はなかなか今までにないものでワクワク感はかなりのものがあった。

nexus7、iPad mini、Kindle Fire HDをスペック比較で特徴づけてみた

nexus7を購入して1週間も経たぬうちに次々とタブレットの新機種、日本発売が発表された。
まあ、色々と発表の噂は流れていたので予想はしていたけども随分と図ったようにタイミングが重なったなあ、と。
戦いの前からもう大激戦になってる状況だけど、実際のところ発表されたスペックを見る限りではnexus7を選択したのは間違ってなかったなあと思う。(32GBが同価格で出そうって所だけはさすがにどうかと思ってるけどな)

しかし、一気に発表されたためにそれぞれの特徴というか個性が分かりづらくなってしまった感じがある。
ので、それぞれのスペックから他にはない長所と短所、どっちとも言えないけど他と違う部分を以下にごそっとまとめてみた。
今後、2台目購入とかプレゼントとかで検討する際に役に立つかもしれないので記録として残しとく。

↓はそれぞれの公式スペック

Nexus - Google

iPad mini 4 - Apple(日本)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B008UAAE44?tag=hatena-bu-22


価格など基本部分の比較はそれぞれ共通となるWi-Fi 16GBモデルで行った。


nexus7
[基本]

  • 価格:19800円
  • サイズ:198.5 x 120 x 10.45 mm
  • 重量:340g

[特徴]


iPad mini
[基本]

  • 価格:28800円(Wi-Fi 16GBモデル)
  • サイズ:200 x 134.7 x 7.2mm
  • 重量:308g

[特徴]

  • ○ 最軽量
  • ○ 最も薄い
  • ○ Cellularモデルあり(他はなし)
  • ○ カメラが前面、背面に搭載(他は前面のみ)
  • △ ディスプレイが大きい(7.9インチ:他は7インチ)→○かどうか、人による?
  • △ カラーバリエーションあり(白と黒:他は黒のみ)
  • △ iOS(他はAndroid
  • × 最高値(約10000円高く、ポイントも付与されない)
  • × 解像度が低い(1024x768:他は1280x800)
  • × ケーブルが専用(Lightningコネクタ:他はマイクロUSB)


Kindle Fire HD
[基本]

  • 価格:15800円(16GBモデル)
  • サイズ:193 x 137 x 10.3mm
  • 重量:395g

[特徴]

  • ○ 最安値
  • ○ 連続使用時間が最長(11時間:他は10時間)←実効値は不明
  • ○ Wi-Fi速度が速いらしい ←実際はどうか知らん
  • × 最重量(395g)
  • × 発売が遠い(12/19て)


こうやって書き出してみるとKindle Fire HDって特徴と言えるものが少ないんだなあ。
ある意味、クセがないとも言えるので、その最安の値段も加味されて最初に購入するタブレットとしては向いてるのかも。
ただし、他と比べて横幅がちょい長めなんで、手のひらで包むように片手持ちする際には掴み辛くなる、とくに手のひらの小さい女の人とかは重さも相まって無理になるので、そういう細かい部分は弱点になるかも知れない。

クセという意味ではぶっちぎりなのがiPad mini。しかし、高価格だけど高性能ともいえない感じがなんとも。
相変わらず形や色といった外面にこだわった結果で獲得した特長が多いので、オサレ派閥には今回も支持されそうだ。
とくにアクセサリー類とかはiPadシリーズの信頼と実績で初期からかなり種類が揃いそうだから、本体以外の要因で強みがいくらでもあるんだよなー。

nexus7は地味に高性能、高機能なのね比較してみると。やっぱりこれがこの価格ってのは凄まじい話だよなあ、家電量販店ならポイント10%までついちゃうし。
自分も持ってることだし、個人的にオススメしたい商品ではあるけれど、32GBが結局どうなるのか分かるまでは手を出しづらいって人も多そうだ。せっかく先行したのに、そこで二の足を踏ませるのとか機会損失してんなあ、と残念に思う。

nexus7のカメラをエセ背面カメラ仕様にしてみた

nexus7を購入して数日、早くも用途は電子書籍とブラウザ閲覧で固定化してきているわけだが、そんな中でも残念なくらい使われないのがカメラ。カメラアプリを起動するたびに精気のない男の顔が微細なノイズ交じりで映るので触る気力さえ萎えさせることでおなじみなのだが、世間的にもカメラが前面しかないのは残念という意見が多いようで。

というわけで、この前面しかないカメラをがんばって背面撮影可能にしたらどうなるか、実際にやってみた。

この時点で嫌な予感がした貴方、多分正解です。










(注:この3枚はデジカメで撮影)





できた!

・・・まあ、発想としては小学生の図工の時間ですな。
硬質塩ビのミラーシートをくの字になるよう貼り付けて、裏側を映した画をカメラで撮影しようという事。
そして、オチも大体わかるかと思うが・・・




この夏休みの工作を使って撮影した写真がこちら(加工ナシ)










り、りろんはしってた



まあ、鏡ですから2枚使えば左右反転、上下反転した像になるわな。
実際はもっと酷い画質になるかと思ったが、何が映っているか判別できるレベルでは収まってるな。200円のミラーシートを2度介してる割には結構がんばっている方だと思う。
なお、ズームなしで撮影すると画角の問題でミラーボックスの中身の部分が映りこんでしまうため、ちょっとだけズームさせている。

しかし、中途半端な結果だ。オチがつかない。







P.S.
ちなみに↓はヤンキー座りでnexus7を頑張って天に掲げて、前面カメラで同じ領域を撮影してみた写真。ウソ背面Verと同じズーム倍率で撮影。










なんかこの時点でもう既に画質は残念の領域。
まあ、この前面カメラ自体がSkypeやハングアウト等の動画チャット用カメラで、写真を撮るのが目的のカメラではなさそう(写真モードと動画モード、切り替えても画質が同一に見える)。
nexus7を選択する時点でカメラに何かを期待してるって人はまずいないだろうしなー。

nexus7と感想


というわけで、nexus7を購入しました。予約してから1週間も経たずに連絡が来たので結構早かった。
連絡受けた当日に店舗に行っても店頭販売はしてなかったので、しばらくは予約でしか品を回さないっぽい感じ。
開封の儀とか、セットアップ画面とかはアップしている人が腐るほどいるのでそっちを見てもらうとして、とりあえず購入して3日ほど経ったところでの感想をまとめようかと。

購入前の状況とか思惑

一応、購入前の自分のガジェット状況としては

  • iPod touch(第4世代)愛用
  • WiMAXルータ(WM3600R)持ち
  • スマホなし
  • 通勤電車内、および風呂場(ZIPロックは偉大)で主に使用

7インチは通勤使いとしてはベストサイズと踏んでいたので、いつかはこのサイズのタブレットを買おうと思ってはいたが、iPad miniの発表が間近だったり、32GB版も出るという情報が飛び交うよな現状で早々にnexus7を購入した理由としては、

  • Android端末が一台は欲しかった
  • GPS端末が一台は(略
  • 値段
  • 16Gあれば十分だろ(iPod touch使ってても10G超えることめったに無い)
  • 実際に店頭で触ってみてよかった(微妙に購入時期が遅かった理由)

個人的には小さい画面では読むのがキツかった電子書籍まわりで活躍してくれることを期待

購入後の感想だらだら

まだ並べてみました程度のホーム画面

とりあえずセットアップして、ストアからアプリを探して落としまくり、ホーム画面にアイコンやらガジェットやらをペタペタと配置していく。Android端末を購入したのは初めてだが、こういう作業はPC触りたてで探り探りしながら環境を作っていった頃を思い出してすこし懐かしい気分になる。


Android端末は電源食いまくるみたいな話を聞いていたが、そんな印象も忘れるぐらい電池が減らない。1時間ぐらい動画見てても10%も減らない。まあ他にアプリまだ全然入れてないからかも知れんが。むしろ充電完了がやたら遅いのが気になる。USB給電だと充電スピードが遅いのか?


挙動は店頭で触ったときと印象変わらず、非常に軽快。タッチも反応はまずまず。本体を手に持った感じも割りとしっくりくるので、このままカバーとかつけず液晶保護フィルムだけで十分そう。片手持ちしてると30分もすると腕が疲れてくるという意見も見たが全然そんなことも無く。







予想通り、電子書籍はこのサイズがベスト。少年漫画よりわずかに大きいくらいのサイズで、単行本がサイズ的にまるで違和感無く読める。WEBページもtouchのサイズだと色々と厳しかったけど、7インチだとかなり快適度がアップしてる。このサイズはテキストやら画像やらを片手持ちで見るにはとことん適しているようだ。

誤算だったのは動画。電車内で見る場合、画面がでかいので周囲がちょい気になる。あとはアプリがiOSのものと比べてあまり洗練されていないというか、使いづらかったりする。
音楽はこれで聴くことあるのかな・・・。どうしても耳が寂しかったらyoutubeで適当に曲探して流しっぱなしにした方が早い気がする。
GPSは微妙に感度が悪いのか?しばらく現在地が検出できず、やっと検出したと思ったら誤差が40mくらいあるんだが。まだマップとか活用してないんで使えるかどうかは知らん。

Nexus Media ImporterとUSBホストケーブルというコスト1000円以下の組み合わせで、あっさりストレージのドーピングはできた(読み取り専用らしい)。普通にデジカメのSDカード挿してスライドショーとかも出来そうな感じ。枚数多いときはEye-Fiカードで通信経由とかするより早そう。



電子書籍として抜群な時点で十分すぎるくらい元は取ったという印象。今後もアプリ入れたりランチャー入れたり、色々と弄り甲斐がありそうで良いオモチャを手に入れた。